2019.5.31
冒険の旅
「冒険の旅に出よう」 我が家で時間を持て余し、お金を使わずに子供達と時を過ごすのに最もよく使う手法です。要は長い時間ひたすら近所を歩く散歩です。
ゴールデンウィークでは4日連続、朝10時から夕方3時まで、コンビニのスナックパンを『お腰に付けたキビ団子』代わりに実家の周辺を延々と歩いておりました。(4日目はさすがに内容を理解して嫌がっておりましたが・・・)
先日も子供二人が体力を持て余していたので、「よし!行こう!」と近くの豊橋公園、市役所内、豊川堤防と散策しておりました。途中「お腹がすいた」とうるさいので、例のごとくパン屋さんでパンを買い、川沿いを歩いていると、橋の下でホームレスの方が眠っているのに娘が気づきました。
興味津津、「あの人、何をしているの?」 「なんであそこで寝ているの?」 「なんでお家がないの?」 「ご飯はどうしているの?」 ・・・・・う~ん。どう答えようかなぁ。
「いろんな理由でお家をもたない人が世の中にはいるの。そうならざるを得なかったのかもしれないし、好きでそうしているのかもしれない。係わって欲しくない人が多いから、あんまり見ずに通り過ぎよう」
「でも、お腹が空いているかもしれない。このパンをそっと置いてこようよ。」
「その気持ちだけ大事にしておいて。今日はそっと通り過ぎよう。普通にお家がある、ご飯が食べられるってことはとても幸せな事なんだよ」と言いましたが、娘のこの言葉は本当に本当に嬉しかったです。
【与える人(ギバー)】 【受け取る人(テイカー)】 【帳尻を合わせる人(マッチャー)】 と3種類の人がいる中で、【与える人(ギバー】こそが成功する時代と本にありました。(最も成功しているグループはギバーであり、圧倒的に与えることで短期的には自分の成果をおざなりにしているように見られるが、長期的に見た時にそこで培った信頼がネットワークを形成し、自分の評判やチームとしての成果の向上として戻ってくるというという検証結果、考え方です)
娘にはこの気持ちを大事にして、是非ギバーになってもらいたい。切に願うのでありました。(その後の姉弟喧嘩は、明らかにテイカー同士の言い争いになっておりましたが・・・)