幼い頃にテレビで大工さんが木材を刻む姿を見て「かっこいいな」と思い、自分で木材を加工して家を建ててみたいと思ったのが私が大工を目指したきっかけでした。
小学生,中学生の頃はただ漠然と大工になりたいと思っていただけでしたが、高校生になり進路について考え始め、大工になるにはどうしたら良いか全然分からずに悩んでいた際に、大工の専門学校があることを聞き、そこで学んで大工になろうと入学を決めました。
2年間は大工技術科として伝統工法の技術を学び2級大工技能士に合格することができました。
3年目には2級建築士取得の為の勉強をし、在学中に無事取得することができました。
その後、地元岐阜で専門学校で学んだ伝統工法を活かせる会社で働きたいと思い就職活動を始めましたが、なかなか伝統工法で家を建てている会社は少なく、地元を離れてでも伝統工法にこだわりたく、県外でも探してみようと考えました。
その時に学校の先生に勧められたのがTODAでした。
岐阜からはとても遠く、親元を離れ知らない土地で社会人としてやっていけるのか不安ばかりでしたが、向山オフィスに訪問したとき、とてもオシャレでかっこいい建物で、室内も古材を使ったり木の良い香りのするオシャレな空間に圧倒されると共に「こんな家を建てられるようになりたい」と思いました。
その後、社長やマネージャーから、TODAの建てる家がどんな家か、お客様と一緒に創るという信念、伝統工法で木材を大工が刻むこと、古材を活かしたり、古民家再生を行っていることなどを聞き、いろいろなところでTODAに惹かれ、不安ばかりではありましたが働こうと思いました。
今はまだ人間としても大工としても未熟です。
加工も道具の手入れも上手にできません。
ですが一日でも早く一人前の人間、大工になれるように親方や先輩方から多くのことを学んでいきたいと思っています。