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あいち認証材について⑨ | 戸田工務店
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あいち認証材について⑨

日本の三大人工美林をご存じでしょうか?

①奈良県の吉野
②静岡県の天竜
③三重県の尾鷲

上記の3つとされています。
静岡県の天竜の山々は奥三河の山とも接しており、気候や植生もよく似ていると言われています。
地元では三河の杉というと、建築業界の人であれば耳にしたこともあろうかと思いますが、知名度はとても低いと思われます。
現状の奥三河、手入れが行き届いている山は天竜に比べたら少ないかもしれませんが、同じように山のサイクルを回すことができれば、天竜で採れる木と同等の品質と量を産出できるポテンシャルは間違いなくあります。
一番難しいところですがまずは知名度を上げていくことを、今までのように地道に地元の材(あいち認証材)を使っていきながら並行して行っていこうと考えています。
そんななかご縁があり、
アメリカへあいち認証材と古材のハイブリットで作ったタイニーハウスを輸出します

この事業をきっかけに、現地であいち認証材の杉・桧の良さを認知して頂き、アメリカ人の中で時間は掛かるかもしれませんが、
『MIKAWAZAI(三河材)』や『MIKAWASUGI(三河杉)』、『MIKAWAHINOKI(三河桧)』
という言葉がブランドとして逆輸入されるような状態になれば、三河の山々の状況も好転していくんであろうと思っております。
何もしない状況であれば、何も変わらないですが、何かアクションを起こすことで何かが変わるキッカケを作り出すことが出来れば幸いです。
奥三河の材が認知され、ブランドとなり、山にお金が還元され、山に関わる業界が活気づくことで奥三河地域全体が活性化していき、このサイクルが回っていく。
この理想を現実に近づけていくことが、地域と先人達への微々たることかもしれませんが御恩返しになることと想い、この先も日々精進して参ります。

【床板にあいち認証材を使用した建築現場】