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職人の”カン” | 戸田工務店
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職人の”カン”

先日も、ブログに掲載させていただきました、

お家が動くお話です。

別件打ち合わせで、見学させていただきました。

 

微妙にレール曲がってます。

脱輪しそうですが、電車の車輪と違い、車輪の両側に、返しがついてますので、外れません。

また、上部の回転軸が、その返しの内側に納まってますので、なお、脱輪しません。

約70キロの車輪になります。見た目より重たかったです。1基で今回は、計算上15トンの加重でした。

近くで見るとこんな感じです。木こりさんが使う、チルホールという、手動でワイヤーを引っ張る方式でした。

到着の様子です。手前の鋼管杭1本で50~60トンの建物を、曳(ひ)きます。

30分ほどで予定通りに、定位置に到着。

今回も、お見事でした。

前回は、お蔵の曳家さんに立ち合い、お手伝いさせていただきましたが、

90度回転もありましたので、2日間かかりましたし、古代的な曳き方ですので、2日間の

緊張は、かなりすごかった覚えがあります。

ここ40年ほどで、かなりこの工事は減りましたが、まだまだ、職人さんは健在です。

これから、一生のうちに、何回立ち会えるかわかりませんが、

今まで出会った、曳家さん4組(6件)、皆さん方法は、違います。

しかし、職人の”カン” と ”度胸” ”確実さ”は、皆さん凄かったです。

立地状況 風向き 等、踏まえた冷静な判断は、積み重ねた経験の賜物。

毎日、毎日真剣に取り組んできたからこその、”カン”ってやつで、、、、

私たちの工務店の仕事も、積み重ねてきた実績からの”カン”の部分もあります。(特に危険予測)

最近、特に思うところです。

”カン”は、一生懸命に取り組んできたからこその、【経験値の積み重ね】