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なぜ古材に行きついたか | 戸田工務店
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なぜ古材に行きついたか

クロニカのインタビュー記事が掲載されました。

⇒クロニカHP

皆さん、社長と私の想い、読んでくださいましたか?

 

古民家つながりから、こんなお話を。

そもそも、なぜ私が古材に行きついたのか。

 

骨董品=古くて尚且つ

人の手によって何か施されているもの。

感性が磨かれ熟練され、

世の中に認められた職人であればある程、

また時として職人の手で造られた

魂のこもった道具であれば、

古くて使われれば使われるほど

人の手により自然に磨かれ、

自然美が増せば増すほど価値が上がっていく。

 

わかりやすく家に例えようとすると、

完成した時、すでに時間の経過を感じ

完成時から衰退が始まるのではなく、

経年美が増していく時間の経過と共に

美しさが増していく。

 

古民家再生というような

膨大なコストと時間と知識と経験を必要とする、

非常に難しい工事に少しでも近づけないかとの葛藤の末、

発想の転換で、一部の構造材やインテリアとして

古材を古民家の代名詞的存在として使うところに

辿り着いたのです。

 

差別化された癒しと安らぎと

脈々と引き継がれてきた

日本人の農耕民族的遺伝子に逆らわない、

自然体の肩の力が抜けた

心と体の防御鎧を完全に脱ぎ捨てた、

安心できる母体内空間が古民家空間に多く存在していると

自負しています。