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人がつなぐ、未来へつなぐ1~刻み編~ | 戸田工務店
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人がつなぐ、未来へつなぐ1~刻み編~

アメリカへの古民家輸出、第二便に向けて
作業場での刻み作業が始まりました。

今回は、古民家まるまる一棟を移築するのではなく
古材と新材を組み合わせて構造にする「タイニーハウス」。

普段、一人前として現場で活躍している若手大工たちも
別々の古民家から取り出された
曲がりくねった古材を組み立てていくのは

まだまだ未知の世界。

経験豊富なベテランの大工が先生となり

ひとつひとつ理屈を説明しながら、
実物を刻んでいく経験を通して
経験と勘で培われた技術を
惜しげもなく後進に伝承していきます。

ひとたび現場に出てしまえば
スピードと数、正確性が重視され

「とにかく早く、とにかく手間をかけずに」

が求められる現代の住宅建築の現場では
なかなか経験することのできない貴重な時間。

こういった、整形ではない材を
きちんと組めるようになるには
多くの経験が必要です。

今では一般的な大工さんでは
使うことが少なくなってしまった
手道具も撮影用に並べてもらいました。

鋼の質によっても切れ味が全く違うというノミやカンナ。
刃がなくなるまで、大切に研いで使います。

撮影用に並べてもらいましたが、
「刃がさびてしまうので早く仕舞いたい」
とそわそわさせてしまいました(撮影秘話)。

用途によって種類や形状もたくさん。
まだまだ、先輩から学ぶべきことは山ほどありますね。

放っておけば途絶えてしまう
古民家の伝統構法や大工の技術。

でも、それを体得したいという若者も
増えていると感じます。

技術をもつベテランから未来の若手へ。

古民家を未来へつなぐと同時に
伝統技術も未来へつなぐ。

TODAの挑戦はまだまだ続きます。