2019.8.19
終戦から74年
今年終戦74年を迎えました。
戦後生まれが8割を超えたとか・・・
全国で戦争体験の継承が強く求められています。
我が家の仏間にも、戦死された伯母の遺影が飾られています。
8月7日の豊川海軍工廠の爆撃により戦死されました。
これは叔父に聞いた話です。
爆撃後、伯母の弟二人で捜索に行ったものの、悲惨な状況の中手がかりなく帰りかけた時「たぶん姉のモンペの生地ではないか」と、確信も無い中拾い集め遺品として持ち帰りました。
なので伯母のお墓の中にはモンペの生地が入っているだけです・・・
そして、数ヵ月後家族も誰も知らなかった辛い出来ごとがありました。
それは、ある男性の一通の手紙からでした。
「その後連絡が取れず心配しています。無事であって欲しい」と言う内容が書かれてありました。
その手紙の返事を誰が書いたのかは定かではありませんが、亡くなったことを伝える返事を出しました。
数日後、お墓へ行くと花がたむけられていたとのこと。
戦火の中、伯母は何を想ってどんな気持ちで命を散らしたのでしょう?
恋愛などご法度の時代、どこで知り合い愛情をどう育んだのかは想像の世界です・・・
あの爆撃さえなかったら伯母の一生は大きく変わっていたに違いありません。
当時このような話は数えきれないほどあったのでしょうね・・・
二度と過ちは犯してはなりません!