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可能性の芽を摘まない | 戸田工務店
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可能性の芽を摘まない

今年、年長になった長男は

良く言えば「個性的でマイペース」

みんなで何かに取り組むときにも

1人だけ違う方向を見て考え事をしていたり

着替え中に何か気になることがあると

30分でも1時間でも

下着のまま別のことに集中していたり…

保育園の集団生活、大丈夫かな??

と思うこともあるけれど

彼なりに理由があってのことだろうし

「集団生活」そのものが大人の都合であることの多い現代。

 

出来るだけ、大人の都合で

好奇心や可能性の芽を摘みたくないなぁと

時間の許す限り見守りたいと思っています。

(思っているだけで、1日の大半は「早くして!!」と言ってしまっていますが…反省)

 

先日、保育園で行われた親子遠足で

「公園の中に色んな色のクレヨンが隠されています。

『はらぺこあおむし』のおなかを5か所全部違う色に塗って、

先生のところに持ってきてください!」

というオリエンテーリングが行われました。

 

クラスの子たちが、どんどん塗りすすめ

あっという間に先生の元に集まっていく中

 

長男は最後の1ヵ所が塗り終わらない『はらぺこあおむし』をもって

いつまでたっても、公園の中をうろうろ。

「あそこにピンクがあるよ。」

と、先生や他のお母さんに声をかけられても

頑なに、公園の中をうろうろ。

 

聞くと

「ピンクは好きじゃない。他の色を塗りたい。」

と。

 

ずっと「第6の色」を探していたようです。

 

結局、時間が迫り(もちろんクラスで一番最後)

先生に促されてピンクを塗ることになってしまいましたが

このまま、無制限に時間があったら

彼はどうしていたんだろうな~

自由にさせてあげられたらな~

と興味が湧きました。

 

現代社会の一番の制約は「時間」だと思います。

当然、有限。

でも、小学校に上がる前の子どもに、

そのリミットは本当に必要なことなのでしょうか?

時間を区切ることで、摘まれてしまう芽もある気がして

せめて、今だけは

出来るだけ意思を尊重してみたいと思っています。

(思っているだけで、1日の大半は「早くして!!」と言ってしまっていますが…2回目(笑))