elementcircle
漆塗り | 戸田工務店
20537
post-template-default,single,single-post,postid-20537,single-format-standard,ajax_fade,page_not_loaded,,qode-title-hidden,qode-child-theme-ver-1.1.0,qode-theme-ver-1.0.0,qode-theme-todakomuten child,wpb-js-composer js-comp-ver-5.5.2,vc_responsive


漆塗り

先月、向山事務所に来て頂いた方は目にしたかと思いますが、

怪しいビニールハウスが事務所のデッキに建てられています。

漆塗りの天板を作成するためのものになります。

 

漆塗りの手順は、

①漆ムロを建てます(二号棟になります)

一号棟はブルーシートでつくりましたが見栄えが悪かったので、二号棟は養生シートでつくりました。

②漆を塗る材を用意します

大工さんにあらかじめ加工してもらった材になります。

天板はヤスリで滑らかにしてから、柿渋で塗装をしています。

※下地の塗装で色々な仕上がりをつくることができます。

写真は杉になりますが、樹種でも仕上りが変わってくると思います。

③漆をかけていきます

漆は本場の石川県の漆職人さんから取り寄せたものになります。

コテで擦り込みながら塗ります。

※かぶれるので、軍手+中にゴム手をつけています。

④漆ムロに入れます

漆ムロでは蒸気をたいて湿気を充満させます。

 

⑤完了

漆を塗る→漆ムロで蒸すを最低6回行います。

写真は6回完了後になります。

こちらは2月に完成する豊川のM様邸に納品させて頂いています。

完了した天板を上から見ると、こんな感じで木目が綺麗に見えます。

艶やかに光るのがかっこいいです。

昨年納品させて頂いたカウンターです。

こちらも漆塗りです。

色が違うのは、板の下地に黒弁柄で着色してから漆を塗ったものになります。

こちらも昨年納品させて頂いたカウンターです。

作成過程と同じ下地(柿渋を塗装したもの)で作成したものです。

漆の天板は、木目が活き、艶がある綺麗な天板に仕上がります。

また、水もはじくので水まわりにも使えます。

他には赤弁柄下地で作成することもできますので、

赤弁柄で作成したいお客様がいましたらお声かけください。