2018.10.5
木の話~家をめぐる5つの話~
ある日あるところで、子供に言われました。
「おじちゃん、家の中に木を植えてよ」
TODAは答えました。
「木を植えなくても、ここは木がいっぱいのお家じゃないか」
すると、子供が言いました。
「何言ってるのおじちゃん、これは木じゃない!」
大人の「木」と子供の「木」。
大人にとっては角材に加工したものも「木」ですが、
その子にとっては、
「木」の形をしていないものは「木」ではなかったのです。
子供に教えられ、TODAでは新社屋の入口に「木」を立てました。
発想というものは、ひな鳥が卵の殻を破るように、
自分で、自分を包む殻を破るところから生まれます。
ある福祉施設では、寝たきりの少女の部屋にロフトをつけました。
自分で上がれないからロフトは不要なのではなく、
私もロフト付のお部屋を持っているんだ、という気持ちが
明るい心、前向きな心につながると考えたからです。
あるお寿司屋さんでは、
カウンターにきらきら光るモザイクを貼り付けました。
白木の清浄さを損なうことなく、
そこにはなやぎをプラスし、
わくわくしながら食べることを楽しんでほしかったからです。
思いがけないアイデアが閃いたとき、
そんなバカなことを、と思わずにやってみる
それがTODA流。
人がいきいきと、
自由に生きていくための発想ができる人間を、
“職人” とTODAでは呼びます。
「職人夢工房TODA」。
その名には、
自分たちには“夢見る力” と“形にする力”
の両方があるという、
自負と決意が込められているのです。
~家をめぐる5つの話~
→くじらの話
→恐竜の話
→土器の話
~大人だって遊びたい!!~
→TODAさん家の遊び方(イベント報告)
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