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おいしい料理に、新鮮な食材が欠かせないように、いい家にもイキのいい素材が必要です。TODAの家の作り方、基本となる素材は木・土・石。すべて自然界にある物です。
では、どんな木や土や石なのでしょう。
まず、木。TODAの家では、できる限り地元の山で育った木を使った家づくりをめざしています。
「60年かけて育った木で建てた家は60年保つ」と言われているように、家の柱や梁、床になったあとも、木は生きて呼吸をしています。だから夏にはひんやりとした感触を、逆に冬にはほんわりとしたぬくもりを、木は伝えてくれるのです。しかも、地元の気候風土の中で育った木は、その地の風雪に最も強い木です。住む人をしっかりと、力強く守ってくれます。
次に土。TODAの家では荒壁を使っています。荒壁とは、昔から伝わる工法で、地場の山や水底などから採取した粘性の高い砂混じりの粘土(荒壁土)を竹小舞に塗り、裏側から裏返し塗りをして仕上げた壁で、室内の空気の乾湿を調整する自然作用を利用した昔ながらの在来工法です。今、問題とされているシックハウスとは無縁の天然素材で、調温・調湿性に優れています。
そして石。TODAの家づくりで使うのは、自然石やれんがです。小さなすきまから草花が芽を出す石垣や、れんが積みの炉辺などに、ほっと癒される方は多いのではないでしょうか。耐久性にすぐれているということだけでなく、石の持つ素朴な表情は、私たちの心に安心感を与える力をもっているようです。
さて、賢明な読者のみなさんは、もうお気づきですよね?TODAの家のレシピに登場する3つの素材を合わせれば、そのまま自然の風景ができあがるということを。
日本人はもともと、自然を征服するのではなく、できるかぎり一体化しようとしてきた民族です。TODAの家が大切にしているのは、そんな、日本人の魂の深いところにある、自然への思いなのです。
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農耕民族である我々日本人にとって、大地は限りなくゆたかな恵みを与えてくれる"母"そのものです。大地がなくては稲も実らず、花も咲かず、木も育たず、私たちは生きていくことができません。すべての命は大地より生まれ、その生を全うした後は、再び大地に還るのです。
私たちは、この大いなる生命の循環に対して、あくまでも謙虚に家づくりをしたいと思いました。この地で育った木を使うのも、土の壁にするのも、やがては一粒の砂となる石を用いるのも、そんな気持ちを少しでも形で表したいからです。
自分たちが暮らす大地の土をこね、日に干してれんがを作る。竹を組んで、わらを混ぜた土で壁を作り、土を焼いた瓦で屋根を葺く。そうしてできた家が、その地の風景の中に溶け込まないはずはありません。それらはもともとひとつのものだったのですから。そして時が経てば、それらは自然にもとの土の姿に戻ってゆくことでしょう。
ハイテク技術で、"いつも変わらない快適さ"を追求するのではなく、四季の移り変わりをむしろ楽しめるローテクの家を、TODAの家ではめざしたいと思います。それは、私たちのへその緒が、大地としっかりと繋がれていることを確認する作業でもあるからです。"人間も、家も、やがては土に還る"、それが、TODAの家づくりの大切なコンセプトです。
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戸田工務店 戸田由信 |
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キッチンカウンターの天板などになる樹齢80年の木材。半年寝かされた後、戸田工務店へ |
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地元の木にこだわる私たちを支えてくれる製材所。音羽町にある近藤製材所様は、四代続く老舗で、TODAの家に使う、樹齢50〜90年の木を、愛知の山々を実際に歩いて探してくれるほか、伐った後にはきちんと植林をして、山のサイクルを傷つけないよう努力している、素敵な製材所です。
現在はTODA製材部として、戸田工務店のみに木材を供給する、かけがえのない私たちのパートナーです。扱っている木は地元材8割、アメリカ・カナダ産材2割。丸太で運び込まれた原木は自然乾燥され、さらに建物の中で寝かされて、極力反りや狂いの無い状態で、TODAの家の部材として届けられます。
住宅に使う木の原点を知ってもらおうと、私たちが開いている「きこりツアー」も、近藤さんの協力を得ています。イベントの参加者は、自分の建てる家に使う木を自分で伐ったり、製材したりという、貴重な体験を通して木のサイクルや、山の仕事がどのようなものかを、肌で感じることができます。 |
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「戸田工務店の、山の木の循環を考えた家づくりに共感しました」と言う三代目近藤文夫さん。四代目享史さんと一緒に。 |
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「こんなに大きな木をパパが伐ったんだよ」木こりツアー。 |
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