JR飯田線・柿平駅にある登り窯のご紹介

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TODAの郷 ギャラリー皆集庵 鳳夢登り窯

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里帰りできる場所、心の原風景としての登り窯

JR飯田線の柿平駅は、緑に囲まれた山間の小さな駅。映画「いちばん美しい夏」の舞台にもなりました。この柿平駅から歩いて1分のところにあるのが、『TODAの郷 鳳夢登り窯』です。すぐそばを清流・宇連川が流れる自然豊かな地。ここにアトリエを構えていた陶芸作家から、戸田が登り窯を譲り受け、みんなが集まれる拠点として開放したのが2007年のことです。

"里帰りできる場所がほしかった"
拠点づくりに奔走した戸田工務店の社長・戸田由信は、当時のことをそう振り返ります。

"私にとっては、ここは母のふるさとです。夏休みのたびに、ここ柿平に帰ってきました。この地で過ごした夏は、いまも宝石のように輝いて、決して色褪せることはありません。私が抱いているような原風景を、きっと皆さんも心の中に大切に持っておられることと思います。それをひとときでもいいから思い出せるような場所を作りたかったのです"。

遠い日の夏休みに戻る日

漆黒の闇の中、真っ赤な炎が生き物のように燃え盛り、土の器を呑み込んでゆく。1500℃を超える灼熱の炎に幾日も焼かれ、器は新しいいのちを与えられる―。

登り窯に火を入れる日は、誰もが分け隔てなく、一丸となって働きます。絶やすことなく薪を継ぎ足すのは重労働ですが、みんなの中には自然に一体感が生まれています。しんしんと更けていく夜の中、炎を見つめる顔・顔・顔。そこには仕事も肩書きも年齢も忘れた、ただの人間に戻ったやすらぎが満ちています。少し大げさかもしれませんが、それは原初の闇の中で取り戻す、無垢な自分と言えるかもしれません。

できあがった作品も、なかなか立派なものですが、それだけではない楽しみのために、皆さん、集まってくださっているようです。

そのことは、柿平駅の小さなホームに降り立った瞬間の皆さんのお顔を見ればわかります。それはまぎれもなく、遠い夏休みにふるさとの駅を訪れた、少年・少女の顔だからです。

遠い日の夏休みに戻る日

▲ギャラリー皆集庵 展示スペース

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