国土交通省〔大工育成塾〕の塾生兼TODAの大工修行生でもある竹内君と、棟梁の佐々木大工と、受け入れ会社の責任者の私、そして竹内君が所属する〔大工育成塾〕の塾長・事務局長および国土交通省と県の住宅計画課の両責任者等々総勢12人の立会いのもと、棟梁と塾生の修行風景を確認しながら、全員での意見交換がここTODAの作業場で行われました。
工学博士の松田妙子塾長は、今年83歳の高齢とは思えない風貌とエネルギーを全身にみなぎらせ、作業場中を歩き回りながら竹内君と棟梁の作業に「侍魂。」を連発。

彼女は戦後すぐに女性では珍しくアメリカに留学し、そこで大勢の文化人や政治家の卵たちや現役の方達と出逢い、今の地位を築き上げたとTODAの作業場で私に話をして下さいました。
今はこの大工の伝統構法を、後世に如何に伝え継承するか国を巻き込み全精力を傾け、日本中を駆け巡っているとの事でした。
今までのように個人で苦労して若手の職人を育て上げるのでなく、このような国の大きな組織のプロジェクトと兼ね合わせ、関わりあいながら国からの援助や情報を上手に受け、次世代の大工職人を育て上げて職人の今以上のレベルアップを試みる、これこそ次の世代の職人と国との関わりかと強く思いました。
また、個人の枠を超え国レベルの組織とうまく連帯することで、今後の伝統構法や伝統文化を今のこの会社に継承する一番の近道かと塾長と会談しながら強く感じました。
今私自身が強く感じている伝統構法継承を、国も建前だけでなく本音で考えている組織がここに存在している事実を、今日この意見交換で確認できました。
意見交換会が終わり作業場を後にしながら、これからの職人の世界も、行動のしかたでまだまだ将来を掛ける価値は残されているなと感じました。

愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店