ギャルリTODAの勝手口(裏口)に面した処に裏口の番人・厄払い的存在としてセンダンの木があります。
このセンダンの木、実はこのギャルリTODAの建設途中にもう少しのところで処分されるところを危機一髪で助けられた経緯があります。
この木は、ギャルリTODAの敷地内で命あるものとしては一番長い間存在しているものの一つであります。
TODAの誰よりも早くこの地に運ばれ、自分の意思とは関係なく一つの出逢いの運命として、この地に自然に根ざしたものと思われます。
実は私が初めてこのセンダンの木を見たときには、車で傷つけられたり、枝を無造作に折られたり、それは見るも無残な状態でした。
また現場が始まり基礎や足場組みに邪魔になったらしく、幹や枝が見るも無残に傷つけられ、誰が見ても邪魔なごみ的存在そのものでした。
そんな折、出張先からふと何気なくこのセンダンの木の事が頭に浮かび、専務に電話したところ、丁度現場でこの木を処分する打ち合わせを済ませ事務所に帰ったところでした。
私からの連絡で急ぎ現場にとんぼ帰りしてもらい、辛うじて職人が処分する寸前に間に合ったという経緯があります。
私は、何気なくこの地に生えていたセンダンの木が、この向山の敷地内の中では一番の長老であり、この木の魂を絶やさなかった事実が、今後のTODAに大きな幸運を呼び寄せることになると思います。
裏口という目立たない場所で末永く、TODAに降りかかる多くの厄を払いのけ、TODAの親父的存在として専務やスタッフを見守る生きたシンボルツリーとして君臨してくれるものと思います。
目立たぬ場所、特に裏口、勝手口、裏側、裏面、これは裏側に面する住人からみて置き換えれば表に変わる訳であります。
裏面、裏側は言い換えれば表でもあるわけです。私はTODAの設計理念でもある裏口のデザインや使い方が、その家の優しさそのものであると信じております。
裏口を制さなければ、正面を制すことは出来ない。すべての設計デザインは裏口にありですかな?