棟梁の葬儀から一夜明けた昨日の朝、日が昇らぬうちから目が覚めてしまい、いてもたってもおれず急いで着替えを終えて、棟梁の自宅に向かいました。
奥様と二人の息子さん夫婦に挨拶を済ませ、棟梁の真新しい神棚に向かい手を合わせると、先程までの高ぶった気持ちが嘘のように静まりました。
こんな形でしか棟梁と会うことが出来なくなった、この事実を認めなくてはならない悔しさを押さえ、棟梁の眠るご自宅を後に致しました。
帰り道、彼が豊橋に向かう為に必ず越すだろう私も好きな檜峠を過ぎ、宇利城を横目に見て富岡の平野の田園地帯を過ぎ、新緑の柿畑の石巻を越すあたりから振り返ると、吉祥山の美しい稜線が最後に見送ってくれます。
このようにして棟梁が私共の豊橋事務所に何時も出向いて来たかと思うと、いつも見慣れている景色ですが、何故か今日のこの景色は棟梁の無念の想いの様に、もの悲しくたまらなく寂しく切なくなる想いと共に向山オフィスに向かいました。

愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店