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本社社屋完成と転落事故報告  本社と事故編 | 会長ダイアリー | 愛知県豊橋市 戸田工務店

Diary会長ダイアリー

 

先月の7月2(土)3(日)の二日間で、TODAのOB様及びパートナー様に向けての本社内覧会を、取り急ぎ工事が未完成の状態ですが行わせて頂きました。

時期的に庭の木々の植樹が出来ず、駐車場、庭が未完成の状態での内覧会、今少し時期を見ながら9月から10月にかけて庭及び駐車場工事にとりかかり完成させたく思っております。

本体の本社ですが、まだまだ手を加えなくてはならない部分が多々あります。同時に事務所機能以外の部分の活用方法にも迷いがありますが、焦らず急がずじっくりと冷静に判断していこうと考えております。

さて、縁があり新潟まで出向き、雪深い越後の古民家解体から四年近くを経ての完成。十分に時間を取り計画。設計も二度三度と設計変更を繰り返しながら調度品(家具、蔵戸、古建具、造作古材等々)の確保に苦労しながら納まりデザインの迷いや自分の建築人生を賭けて、悔いがなく納得の出来るまで資料集めに各地を歩き回りました。

また長年集めた資料の整理とまとめにも時間を取られ、頭の整理に翻弄される日々が続く中、工事の調整や大工への納まりの指示など時間との格闘の日々が延々と続きました。

今回のこの工事、「出来るだけ自分が集めた古材や解体現場から頂いた調度品等々でする。基本的には建材店や製材店からの新しい商品は極力使わない」を、自分に対しての合言葉にして八割方は古材で完成いたしました。

また細かい部分にも気配りを絶やさず、ほぼ100パーセント納得できる工事が出来ました。

そんな矢先、精根尽きたように内覧会の三日前。古材の貯木場での転落事故で背中のあばら骨二本を骨折しました。コルセットをして、痛め止めと咳止めを飲み、暑さと格闘しながらの内覧会。苦しい案内に私自身の人生と重ね合わせ、何と忙しく波乱万丈の人生なのかと一人新社屋のトイレで苦笑。その苦笑いする自分に感謝の心が沸き起こりました。

この転落事故、一歩間違えれば命に関わるほど危険な状態でありました。

仕事の終わり近く、雨が降り出し急ぐ心が自分でも確認できました。この時、この事故が起こりました。1メートル50センチほどの古材の丸太の上から仰向きにコンクリートの土間に転落、と同時にヘルメットの後部を土間に強く打ちつける音が妙に記憶に残っておりました(三日後、むちうち症状が出て苦しみました)。

昔バイトの新聞配達で、電車との踏切内でバイクでの衝突事故のときも、なぜか今回と同じ雨降りでした。そして、土間に横たわり背中の痛みの激しさに息継ぎが出来ない。そうか、痛みが激しい時は息が出来なく窒息するとはこういう事なのか、と想った次の瞬間、肺一杯に空気が流れ込む音が聞こえたように息が出来ると同時に、横になると大きな角材が枕のように横に並んでおりました。ここに頭がと思うと恐怖でまた息継ぎが困難になりかけました。

ひょっとしたらこの内覧会、二本の足でなく空の上から見ていたかと思うと、この位の痛みは自分への神様からの大きなプレゼントのように思われ、内覧会の二日間は痛みの中で快適に過ぎ去りました。

本社社屋のスタートがこの様な状況で始まりました。もともと私の人生は、この様な困難と逆境の連続。死にかけた事もこれで二度目、まだまだやり残したことがあるのか、残され与えられた時間を「しぶとく」生き抜いてみたいものだと、一人内覧会の場で想い描いたものであります。

 

 

 

 

 

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