
私にとってこの時期の早朝ジョギングは、いつもとは違ったもう一つの楽しみがあります。
そうです、梅雨が始まる前の鮎釣りの解禁時期になると、毎年決まってこの初恋の香りに代表されるような、ほのかな甘すっぱさとけだるさを同時に帯びた香りの笹ゆりの花が咲き始めます。
子供の頃、村の里山から両手に抱えきれないほどの笹ゆりを摘み、自宅に持ち帰り部屋に飾りきれなくトイレから土間や、おくど、はてはお風呂まで飾り付けました。
特にお風呂場の中の笹ゆりは風呂場中に香りが漂い、幻想的な夢の世界をさ迷うようでむせ返る笹ゆりの香りで卒倒しそうでした。
ついに香りだけではもの足らず、花弁をちぎり当時の檜の五右衛門風呂桶一杯に、ピンクの花弁で埋め尽くされた風呂桶を洗い場から眺めながら、何故か子供心にもこの笹ゆり達に悪い事をしてしまったような一抹の寂しさを覚えた記憶が、この県立総合公園の早朝ジョギングで淡い思い出として、私の脳裏に鮮明に蘇ってきました。

愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店