先日京都まで出向き、久し振りに丸一日グッタリと疲労を体一杯に感じる試験に取り組んでまいりました。
私は大学受験の経験が無く、一級建築士の試験で生まれて初めて建築を志す当時の方々が(今の方もこの気持ちは変わらないと思いますが)、皆同じように経験した産みの苦しさを嫌というほど味わい、一刻も早くこの苦しさから脱却したいが為に頑張った、これが正直な当時の私の気持ちでした。
先月京都まで出向き、二日間京大、阪大の工学、農学博士の教授から講義を受け、一ヶ月後の試験に先日挑戦してまいりました。
選択、穴埋め、論文形式で、伝統工法の劣化診断技術、耐震診断理論、耐震診断計算演習の三科目、兎も角解答用紙を論文で埋める作業で何時間も文章を書き続けたため、生まれて初めて手の平のけいれんを経験しました。
手の裏側の小指の下部部分が硬直し、五分間ほど鉛筆を持つことが出来ませんでした。
そうです、最近ペンを持つ機会が減り、この様に一日論文形式のように文章を書き続ける事はめったに無い事実を思い知らされました。
この伝統建築診断士の試験の受験者の多くの方が、国の文化財や国宝の神社仏閣の補修や監理に携わる方も含まれており、貴重な体験をさせてもらいました。
また建築を志した者の一人として、この様に古くから京都や奈良に多く存在する伝統建築を、学問的にもう一度学びなおしてみることも有意義な事かと思いました。
学問としての建築の講義を、この様に多くの価値観の同じ方々と久し振りに京都の環境の良いこの清水寺の参道が見える近くで受けることが出来、改めて伝統建築の魅力に惚れ直しました。
愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店