
実はTODAのこの社屋建設で、色々な思わぬ場面に遭遇いたしました。
その一例ですが、ものの見方や考え方は、見る立場や角度ではまるで逆の見え方考え方に様変わりする事を、この社屋の建設で実感いたしました。
当然なのか自分の修行不足なのか、自分軸をぶらせない為の自然の習慣の中から生まれた価値観で生活する常日頃の生活の中で、“自分軸の外から見る他人軸から見た自分界”はこの様なものかとつくづく考えさせられました。
それは、社屋の表玄関の反対側、裏出口(勝手口)の工事の出来事です。
私を入れたTODAのスタッフ全員が暗黙の了解の下、ここはまぎれも無くなくTODAから見れば裏口そのものです。
設計の段階から、表と裏の比重が歴然と設計工事に現れておりました。
当然の如く裏口(勝手口)は、エアコンの室外機がズラッと並び、お世辞にも綺麗とはいい難い場面でした。
TODAから見れば裏口も、実は裏口に面した方から見ればTODAとは逆の正面の玄関なのです。
立地の条件で当たり前、お互い様が常の世界で見ればその通りですが、私には非常にショックな出来事でした。
工事途中、自分なりにその事柄をじっくりと考えてみました。
そうだ、本当の人の優しさはどうも正面以上に裏面に反映されるかも知れない。
日本人の遺伝子の原点の「わび、さびの世界」に共通する、日の当たらない、人の目にあまり触れる事の無い苔むした世界の美学のような、控えめな民族世界の、復活の挑戦のように思え始めて参りました。
工事途中から再度、エアコンの室外機の目隠し用の塀のデザインから電気、ガスの検針員さんのアプローチ(小道)花壇等々の設計を、正面に勝る劣らずの世界へと見直す作業を致しました。
最近、飲食店や宿などの店舗、住宅の裏口やあまり人の目に触れる事の無い所に自然と目が止まり始めるようになりました。
またスタッフの毎朝の外回りの掃除も、自然と玄関より裏口(勝手口)が気になり力が入るようになりました。
本当の人の優しさや人を思う心は、どうも裏口の美学に隠されているみたいな新しい発見を、この社屋の建設で学びさせて頂きました。
愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店