先日、旧鳳来・乗本のTODAの郷「 旧皆集庵 」を久し振りに訪れました。
当日は、朝より秋晴れの天気の良い日でありました。
すべての窓を開け放ち、部屋の真ん中に置かれたミーテングテーブルに腰掛け、川べりを見ながら谷から上がって来る水音を聞きながら、向山オフィスでやり残した仕事を一人やり遂げました。
柿平にある登り窯のTODAの郷「 皆集庵 」を移して役割を終えたこの旧皆集庵、私にとってはTODAのスタートと共に心の支えとして建設した思い出深い建物の一つです。
約10年前の新会社設立当時、僅かなスタッフと大工職人と共に作業場も無く苦労しながら旭本町の旧豊橋事務所を一時引き払い、にわか造りのプレハブの新城本社に急遽移り、いつかもう一度仕切り直して体制を建て直し、豊橋に戻れる事を目標に夢見て約五年、計画より三年ほど早めに豊橋に見事戻る事が出来ました。
50歳を迎えた当時の本社新城での出直し、この模索の五年間が私の人生の中で最も辛く苦しい時期でもありました。
また同時に心の支えの義姉を突然亡くし、また解散した旧会社の整理等作業場を始め大工道具類等々、今思うに体力的にも精神的にも限界でした。
40歳代に厳しい山や旅、トライアスロンやマラソンレースに没頭し鍛えた体力と、逆境に強い精神力を頼りに正面より物事を直視してきましたが、帯状疱疹とか円形脱毛症の様な精神からくる病に苦しまされ、さすがに自分では気付かない世界で体自身が先にギブアップしてしまった事実に、初めて精神的な病の辛さを垣間見る事ができ、人並みに心の痛みも同時に味わいました。
そんな時期に、この旧皆集庵での陶芸やモザイクやライブ、また気の合う仲間達が常時たむろしているこの場所が、私にとって最大の癒しの場であり救いの世界でした。
そういう意味でも、今無用の存在のようなこの旧皆集庵も、私にとっては決して消し去ってはいけない、かけがえの無い大切に残し守るべき私の生き様そのものです。
この様に今に感謝し苦しかった当時を忘れない様に一人この場を訪れ、初心を忘れない様に自身に問いかけながら、この皆集庵に時々敬意を表わしに最近時々訪れるように心がけております。
愛知県(豊橋市、豊川市、新城市)、静岡県で木の注文住宅を建てる工務店、愛知県の戸田工務店