只今、豊橋市内にて築27年の住宅の増築部分と主要な既設部屋部分を古く過去にさかのぼり伝統的な古民家に生まれ代わるべきリフォーム工事が進行しております。
先ず現状の洋風の居間の天井を取り外し、既存の梁を露出させ化粧材に変身させます。
そして柱も太い古材を使いながら、ダイナミックな真壁の漆喰塗りの古民家に大変身させます。
それだけでは足りず、TODAでストック中の古材丸太で天井一面にチョウナ削りの古典的な太い梁を縦横無尽に組み込みました。
この部分の工事が現在終わり、こうして現場の部屋の中に入ると正しく古民家そのもの、いやそれ以上の空間の誕生を感じます。
この様に完成した時点で一番古い状況を造り出す。
造り上げる事とはイコール新しいものの方程式を崩し、世に言う再生移築事業とはまた違い、今の時代の最先端の生活様式を取り入れながら、デザインという世界を超越した過去現在未来がバランスよく調和された世界。
TODAはこの世界を古民家事業の目標に現在取り組んでおります。
またこの古民家の世界には、経年劣化という言葉は存在いたしませんし、この言葉に対しては経年美で十分対応できます。
また経年価値変化として、完成時が一番新しい物は物理的に劣化と価値低減は比例して増加しますが、この古民家は骨董品やクラッシックカーのように時間の経過した物ほど価値が出てまいります。
と言う事は、個人の資産価値が長く維持できますし、またこのクラッシックの世界には、熱狂的なファンが何時の時代にも存在いたします。
これにより、まさかの時の資産転売の価値判断として、プラスに動く事は間違いない事実だと確信しております。
この様に、建物に時価以上の付加価値を付けるという意味でも、自然素材や古材は差別化する重要な役割を持つ貴重なTODAの武器として、これから今以上に活躍が期待できます。
と同時に、この古材は市場での売買がなかなか難しく商品として出回っていません。
やはり会社の理念としての想いが強く動かない限りは、現状の古材の費用対効果を見る限り、この業界での流通は難しい事だと思います。
最近、TODA以外のお施主様から古材の取引に関する問い合わせが多くなりました。
TODAでは、この貴重な古材を大切なTODAのお施主様の為のみに使用させていただいております。
建築を志した者の一人として、TODAでストックされ想いの詰まったこの貴重な古材を今後今以上に有効に使い、またこの古材に関わった今は無き先輩匠達に敬意を払い、供養も兼ねて大切に扱わない事には、今のこの幸運からいつか見放される様な気が致しております。
人の手を返し、この世に長く住人と共に存在してきたこの古材に魂が無いはずは決してあり得ないと私は信じております。
だからこそこの古材達を粗末に扱う事は出来ないのであります。